2025年7月10日

~歯の形・色・すき間を、美しく整える審美治療~
第一印象を左右する「笑顔」において、前歯の美しさは非常に大きな要素です。
「前歯の形が気になる」「すき間が目立つ」「ホワイトニングでも白くならない」など、前歯に関するお悩みを抱えている方は少なくありません。
そんなお悩みを短期間で、自然かつ美しく改善する選択肢のひとつが、**ラミネートベニア(セラミック貼付け)**です。
今回は、ラミネートベニアとはどのような治療か、そしてそのメリット・デメリットについて詳しくご紹介いたします。
◆ ラミネートベニアとは?
ラミネートベニアとは、前歯の表面をごく薄く削り、セラミック製の薄いシェル(板)を貼り付けて見た目を整える治療法です。
わずか0.3~0.7mmほどの厚さのセラミックを使用するため、歯へのダメージを最小限に抑えながら、美しい仕上がりが得られるという特長があります。
天然歯に近い透明感・光沢を持つセラミック素材を使うことで、自然で違和感のない美しい前歯を実現します。
◆ ラミネートベニアのメリット
① 自然な見た目と質感
セラミックは光の反射や透明感が天然歯に非常に近く、まるで元から美しい歯であるかのような仕上がりが可能です。周囲の歯との調和も自然で、人工的な印象はほとんどありません。
② 短期間で治療が完了
通常は2~3回の通院(約1~2週間)で治療が完了します。歯列矯正のように数ヶ月~数年かけて治療する必要がなく、忙しい方や大切な予定がある方にも適しています。
③ 歯を削る量が少ない
クラウン(被せ物)治療と比較して、削る歯の量がごくわずかで済みます。健康な歯をなるべく残したまま治療できるのは、審美的にも医療的にも大きなメリットです。
④ 色戻りしにくい
ホワイトニングと違い、セラミック自体に色が付いているため経年劣化による変色が少なく、長期間にわたって美しさを保つことができます。
⑤ 歯のすき間や形も同時に改善できる
前歯のすきっ歯や欠け、不揃いな形などを一度にまとめて整えることができるため、総合的な口元のバランス改善が可能です。
◆ ラミネートベニアの注意点・デメリット
① 強い力には注意が必要
噛み合わせが強い部位や、歯ぎしり・食いしばりのある方は、セラミックが欠けたり剥がれたりする可能性があります。就寝時にマウスピースなどを併用するケースもあります。
② 健康な歯を一部削る必要がある
治療のためには、ごくわずかでも歯を削る処置が必要です。一度削った歯は元には戻せないため、慎重な判断と診断が求められます。
③ 保険適用外の自費診療
ラミネートベニアは審美目的のため、健康保険の対象外となります。1本あたりの費用は素材や医院によって異なりますが、10万円前後が一般的です。
④ 永久的ではない
セラミックは耐久性に優れていますが、10〜15年程度で再治療が必要になる場合があります。口腔内の状態や生活習慣によって寿命は変動します。
◆ どんな人に向いている?
ラミネートベニアは、以下のような方におすすめです:
前歯のすき間が気になる
歯の形やサイズが不揃いで気になる
ホワイトニングでは効果が出ない変色歯がある
前歯の一部が欠けている
矯正までは必要ないが、見た目を整えたい
短期間で印象を変えたい(結婚式・就職活動など)
まずは口腔内の状態をしっかり診断し、ベニア治療が適応となるかを判断する必要があります。
◆ 銀座ONE歯科・矯正歯科のラミネートベニア治療
当院では、見た目の美しさだけでなく、噛み合わせや機能性も重視した審美治療を提供しています。
高精度スキャナー(iTero)による事前分析
顔立ち・口元のバランスを考慮したスマイルデザイン
技工士と連携したオーダーメイド製作
素材はe.maxやジルコニアなどの高品質セラミックを使用
丁寧なカウンセリングとシミュレーションを通して、患者さま一人ひとりに最適なデザインと治療方法をご提案いたします。
◆ まとめ
ラミネートベニアは、前歯の見た目に関するさまざまなお悩みを、短期間で自然に、かつ機能的にも優れた方法で解決する選択肢です。
「前歯をきれいにしたいけれど、矯正や削る治療には抵抗がある」
「ナチュラルに整った口元を手に入れたい」
そんな方にとって、ラミネートベニアは理想的な審美治療と言えるでしょう。ご自身に合った方法を見つけるためには、専門的な診断と丁寧な設計が欠かせません。
美しさと健康を両立した笑顔を、一緒に目指していきましょう。