2026年10月09日

インプラント治療の相談で、「骨の量が足りないため、骨を増やす処置が必要です」と説明されたことはありませんか?
「手術が大がかりになるのでは?」「治療期間が長くなるのでは?」「自分でもインプラント治療を受けられるのだろうか?」と、不安に感じる方もいらっしゃると思います。
インプラント治療では、顎の骨の量や形態が治療計画を立てるうえで重要なポイントになります。しかし、骨が不足しているからといって、必ずしもインプラント治療を諦めなければならないわけではありません。
銀座ONE歯科・矯正歯科では、お口の状態や画像検査の結果を踏まえ、患者様一人ひとりに合わせた治療計画を検討しています。
今回は、インプラント治療で骨造成が必要になる理由や代表的な治療方法、治療期間への影響、事前に確認しておきたいポイントについて詳しく解説します。
■ なぜインプラント治療では骨の量が重要なの?
インプラント治療は、顎の骨に人工歯根であるインプラント体を埋め込み、その上に人工歯を装着する治療方法です。
インプラントを適切な位置に埋入し、長期的な安定を目指すためには、骨の高さや幅、形態などを確認することが大切です。
しかし、歯を失った部分では、時間の経過とともに顎の骨が吸収され、骨の量が少なくなることがあります。また、歯周病による骨の吸収、過去の抜歯や感染などが影響する場合もあります。
特に、歯を失ってから長い時間が経過している場合や、上顎の奥歯など骨の高さに制限がある部位では、インプラントを埋入するための骨が十分に残っていないことがあります。
そのような場合には、骨の状態を詳しく調べたうえで、骨造成などの追加処置が必要かどうかを検討します。
■ 骨造成とはどのような治療?
骨造成とは、骨の量や形態が不足している部分に対して、骨補填材や必要に応じた移植材などを用い、骨の再生を促したり、骨の形態を整えたりすることを目指す処置です。
インプラント治療に必要な骨の環境を整えるために検討されますが、すべての患者様に必要となるわけではありません。
骨造成にはいくつかの方法があり、骨が不足している位置や程度、周囲の組織の状態などによって適した方法が異なります。
● GBR(骨誘導再生法)
GBRは、骨の幅や高さが不足している部分に対して、骨の再生を促す方法です。
骨補填材などを使用し、必要に応じてメンブレンと呼ばれる膜を用いることで、骨が再生するための環境を整えます。
骨が不足している範囲や状態によっては、インプラント埋入と同時に行う場合もあれば、先に骨造成を行い、骨の治癒を待ってからインプラントを埋入する場合もあります。
● サイナスリフト・ソケットリフト
サイナスリフトとソケットリフトは、主に上顎の奥歯の部分で、上顎洞との位置関係などから骨の高さが不足している場合に検討される方法です。
上顎の奥歯の上方には上顎洞という空洞があるため、骨の高さが十分でない場合には、インプラントを適切に埋入するための処置が必要になることがあります。
どちらの方法が適しているかは、残っている骨の高さや形態、解剖学的な条件などを踏まえて判断します。
骨造成の方法は一つではありません。検査結果をもとに、それぞれの方法の必要性や治療の流れについて確認することが大切です。
■ 骨造成が必要だと、手術は複雑になる?
骨造成が必要だからといって、必ずしも大がかりな手術になるとは限りません。
骨の不足が比較的小さい場合と、広い範囲で骨が不足している場合では、必要となる処置が異なります。また、インプラントを埋入する位置や、歯ぐきなど周囲の組織の状態によっても治療計画は変わります。
例えば、骨の状態や処置の内容によっては、インプラント埋入と骨造成を同時に行える場合があります。一方、骨の再生や治癒を待ってからインプラントを埋入する方法が適している場合もあります。
そのため、「骨造成が必要」という説明だけで、手術の規模や難易度を一律に判断することはできません。
大切なのは、骨がどの程度不足しているのか、どのような処置が必要なのか、治療をどのような順序で進めるのかを事前に確認することです。
また、骨造成には腫れや痛み、感染などのリスクもあります。処置の内容や術後の経過について、担当歯科医師から説明を受け、十分に理解したうえで治療を検討しましょう。
■ 骨造成を行うと治療期間はどのくらい変わる?
インプラント治療の期間は、骨の状態や選択する治療方法によって異なります。
骨造成を行わずにインプラントを埋入できる場合と比較して、骨の再生や治癒を待つ必要がある場合には、治療期間が長くなることがあります。
また、骨造成とインプラント埋入を同時に行う場合と、段階的に行う場合でも、治療の流れは異なります。
治療期間を考える際には、手術の日だけでなく、事前の検査や診断、術後の経過観察、インプラントと骨が結合するまでの期間、最終的な人工歯の装着までを含めて考えることが大切です。
お仕事やご旅行などの予定がある方は、治療開始前に通院の頻度やおおよその治療スケジュールについて相談しておくとよいでしょう。
なお、骨の治癒に必要な期間には個人差があるため、具体的な治療期間は検査結果や治療計画を踏まえて確認する必要があります。
■ なぜインプラント治療ではCT検査が重要なの?
インプラント治療を検討する際には、顎の骨の状態を詳しく把握することが重要です。
お口の写真や一般的なレントゲン画像だけでは、骨の幅や立体的な形態、神経や上顎洞との位置関係を十分に把握できない場合があります。
そのため、必要に応じて歯科用CTなどの画像検査を行い、顎の骨の高さや幅、形態、周囲の解剖学的構造を確認します。
こうした情報をもとに、インプラントを埋入する位置や角度、骨造成の必要性、治療を進める順序などを検討します。
骨造成が必要かどうかは、欠損部の見た目だけで判断できるものではありません。画像検査に加え、歯ぐきや隣接する歯の状態、噛み合わせなども確認し、総合的に判断することが大切です。
■ 骨造成を検討する際に確認しておきたいこと
骨造成を伴うインプラント治療を検討する際には、次のような点について担当歯科医師に確認しておくとよいでしょう。
・骨造成が必要と考えられる理由
・骨が不足している位置や範囲
・提案されている骨造成の方法と、その目的
・インプラント埋入を同時に行うのか、段階的に行うのか
・治療期間や通院回数の目安
・治療に伴うリスクや術後の注意点
・治療費に含まれる処置と、追加費用が発生する可能性
これらを事前に把握することで、治療の流れを理解し、ご自身の生活や希望に合った選択肢を検討しやすくなります。
また、インプラント治療では、骨の状態だけでなく、歯周病の有無、全身の健康状態、服用中のお薬、喫煙習慣なども確認することが重要です。
■ 銀座でインプラント治療をご検討中の方へ
銀座ONE歯科・矯正歯科では、インプラント治療をご検討中の患者様に対し、お口の状態を確認しながら、必要な検査や治療方法について丁寧にご説明することを大切にしています。
「骨が足りないと言われた」「骨造成が必要なのか知りたい」「治療期間や費用について相談したい」など、インプラント治療に関する疑問や不安をお持ちの方もいらっしゃると思います。
骨造成が必要と言われても、すぐにインプラント治療を諦める必要はありません。まずは骨の状態や不足している範囲を確認し、ご自身に適した治療方法について相談してみましょう。
銀座でインプラント治療をご検討中の方、骨造成やGBR、サイナスリフトについて詳しく知りたい方は、銀座ONE歯科・矯正歯科までお気軽にご相談ください。
患者様一人ひとりのお口の状態やご希望に合わせて、治療の選択肢や進め方をご案内いたします。


